夏場に発生しやすい健康被害と「夏かぜ」について

◆今年の夏も厳しい暑さに
200人超もの犠牲者を出した西日本の記録的豪雨から一転して日本各地は記録的猛暑日となりました。この3連休の関東の最高気温が35度を突破するなど厳しい暑さがこれからも続きますので、体調管理にはくくれぐれもお気を付けください。
毎年のように「今年の夏は猛暑」というニュースを聞いているようにも思いますが、この時期特有の健康被害にもぜひ注意したいものです。

◆夏は様々な健康被害が発生する季節
熱中症、食中毒、クーラー病など、夏になると暑さによる健康被害がニュースでもしばしば取り上げられます。
職場でもエアコン等の使用が適切でないと、熱中症やクーラー病など、体調を崩す要因にもなり得ます。屋内熱中症もあるそうですので、油断大敵です。

◆意外に多い「夏かぜ」
しかしながら、この季節、職場でも咳がとまらないなど「かぜ」をこじらせている人はいないでしょうか。寒い季節にかかる人が多い印象のかぜですが、“夏かぜ”にかかる人も結構多いようです。先週の通勤電車の中で何人かの女性がマスクをしておりました。真夏のマスクは季節にそぐわないためにかえって目立ちますが「夏かぜ」のせいではないかと思いました。

ある製薬会社が実施した「ビジネスシーンと夏のかぜ」に関する意識・実態調査(20〜40代の有職男女1,390名が調査対象)によると、73%の人が「夏のかぜをひいた経験がある」と回答したそうです。 

同調査では、「夏のかぜ」をひいた時のポピュラーな症状として、「のどの痛み」が挙げられるとしています。調査でも約94%の人が夏場に「のどの痛み」を感じた経験があると答えています(「夏のかぜ」をひいた経験があると答えた20〜40代の有職男女500名が調査対象)。

夏のかぜは、冬のように乾燥ではなく高温多湿を好むウイルスが原因となることが多いため、まず喉が腫れ、発熱が強く起こり、鼻や喉から気管支へ進行するのが特徴だそうです。

◆夏場の体調不良を防ぐ対策を

この時期熱中症事故が相次いでおります。まだまだ暑い日が続きますので、水分をしっかりとり、状況に合わせて快適な職場環境を保ち、個人個人で体調管理にも気を付けながら、厳しい暑さを乗り切っていきたいものです。

健康経営の一環としていま話題の福利厚生(飲食編)

◆健康経営とは
最近健康経営という言葉を良く耳にすることがあります。健康経営とは、従業員の健康管理健康の維持・増進が企業の生産性や収益性の向上につながるという考え方に立って、従業員の健康管理を行う経営手法のことです。
敢えて簡単な言い方をすれば、従業員が健康で生き生きと働くことが会社の生産性を高めることになり会社にもメリットがあるということです。

インターネットで「健康経営」を検索すると、ストレスチェック、スポーツクラブ法人契約、歩行計測システム等思わぬ広告が現れますが、色々な切り口で従業員の健康増進を図ろうとする取組に繋がります。また、上場企業では健康経営に優れた取組を行う企業に対して健康経営銘柄として認定されることで社会的な企業評価が高まることになります。健康経営として最近注目を集めているのが、福利厚生で従業員の食を支えるサービスであり、以下ご紹介いたします。

◆サービス事例
@ 食材の宅配
有機・低農薬と無添加食品のほか、加工食品や調味料等、ライフスタイルに合わせた商品のデリバリーサービス。旬の野菜の積み合わせで、野菜中心の健康的な食生活を送ることができる。
【サービス例:らでぃっしゅぼーやの個別宅配サービス 等】
A 社 食
本格的な社食は導入できない企業向けに、1食500円で温かく健康的な食事をブュッフェ形式で提供してくれるサービスや、1品100円からいつでも御惣菜を選んで買えるサービス、新鮮な野菜・果物を食事と組合せて提供するサービス。
【サービス例:みんなの食堂、オフィスおかん、OFFICE DE YASAI 等】
B ドリンク
自動販売機よりも品数が多く、電機代も1/10。野菜中心のドリンクや健康情報・セミナーも提供してくれるサービスや、本格的なコーヒーマシンと自社焙煎コーヒー豆を使用した高品質なサービスを提供してくれる。
【サービス例:オフィスオアシス、トータルオフィスサービス、KIRIN naturals 等】
C その他
省スペースで省エネ、電子決済が可能で、会社の中に小さなコンビニができたかのようなサービス。アプリをダウンロードすれば、20分以内にお弁当を届けてくれるシステムもある。
【サービス例:mini CAFÉ、アプリbeno.jp 等】

参入する企業も増えていますが、これらを利用する企業も増えているようです。自社にあったサービスを検討してみはいかがでしょうか。

事務所より一言(タダにはご用心)

先日東京駅の高層ビルにある超有名なレストランのお食事券を頂きましたので、のこのこ出かけていきました。フランス料理の名門であり、この暑い最中にスーツにネクタイも敵わないと思い事前に確認したところ、短パン・サンダル履きでなければOKとのことでした(誰がそのようなところへ短パン・サンダル履きでいくものか!)それでもやはりスーツにネクタイ着用で出向きました。

流石名門フランス料理店の出すフルコースはどれも美味で感激いたしました。サーブされるパン一つでも味わいが違いました。新鮮なフィレ牛肉や鱸(スズキ)がシェフの巧みな調理で舌を楽しませてくれました。デザートの上品な甘さも格別でした。しかも何とビール、ワインがオールフリーなのです。昨年7月に新宿のホテル内老舗天ぷら料理店のお食事券を頂き喜んで出向いたところ、飲み物は別料金でした。ビールなしに天ぷらは考えられないのでオーダーしたところ、何と万華鏡くらいの細いグラスで1本1,250円!でした。今回はオールフリーであり気兼ねなくオーダーできました。

さて、帰る段になりますと、宝石の展示室に案内されました。つまり上客むけの展示会とお食事券がセットになっている仕組みでした。豪華な真珠の首飾りが2千万円を初めとしてきらびやかな数百万円クラスの宝石が勢揃いしておりました。到底手が出せない金額であり、すごすごと帰ってきましたが、決して後味は良くありませんでした。

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